見送れなかった黒

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ハントオンタイムが欲しい。
そんな記憶を、ふと呼び戻した一足でした。

一期一会…
めぐり逢わずには、いられませんでした。

すぐ近くのリユースショップにあって
「実物を見たい。確認だけしよう。」
そんな軽い気持ちで足を運びました。

使用感はある。
アッパーの履き皺は、正直に言えば好みではない。

それでも…
革はしっとりとしていて、乾燥はしていませんでした。

指で押した時の革の弾力。
ライニングの沈み込み。
インソールのにおいや汚れ。

どれも許容できる範囲…。

アッパーは健全。
致命的な深皺はない。
ソールも十分。

そして、お値打ちな価格。

「確認だけ」…
という訳には、いかず…。

買うしかない。と。

そして、今
デリケートクリームで汚れを落として水分を入れ
ほんの少しだけタピールのレーダーオイルを。
シューツリーを入れて養生中です。

誰もが欲しがる個体ではないと感じました。
でも、私との時間は、その時から
すでに始まっていました。

相棒として、育てていきたいと思います。

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